試合中に起きた予期せぬアクシデント
週末のトレーニングマッチ。普段なら走り回っている息子が、相手と接触した直後に立ち止まりました。再び走り出そうとした瞬間、股関節の付け根を押さえて動けなくなったのです😣。歩くこともできず、コーチに抱えられるようにしてベンチへ。
いつも元気いっぱいの姿しか見ていなかった私にとって、胸が締めつけられる出来事でした。
ベンチに戻ったとき、チームメイトたちも驚き、空気が一気に心配そうな雰囲気に変わりました。息子は「痛い、足が動かない」と小さな声でつぶやきます。その表情を見た瞬間、「これはただの打撲ではないかもしれない」と直感しました。
整形外科での初期診断
試合後すぐに整形外科へ🏥。医師はまずレントゲンを撮り、裂離骨折の有無を確認しました。成長期の子どもは骨がまだ柔らかく、強い筋肉の力で骨の一部がはがれる「裂離骨折」が起きやすいそうです。
結果は骨折なし。ひとまず安心しましたが、医師は「筋肉や腱の損傷はレントゲンでは分からない。明日MRIを撮りましょう」と説明してくれました。
これまで息子は、突き指の経験はなかったものの、足首の捻挫🤕や打撲など軽いケガはありました。けれど今回の痛がり方は明らかに違い、親として「長引くかもしれない」「もっと重いケガでは?」という不安が頭をよぎりました。
MRI検査で分かった診断
翌日受けたMRI🧲で判明したのは、「大腿四頭筋付着部筋損傷」でした。大腿四頭筋とは、太ももの前側にある大きな筋肉の総称。その付着部は股関節周辺につながっており、サッカーのダッシュやシュートなど爆発的な動作で強く負担がかかります。特に成長期の子どもに多いケガだと医師は説明してくれました。
診断は「全治6週間」。治療方針はシンプルで「安静第一」。ストレッチやトレーニングは一切禁止で、とにかく動かさず休ませることが求められました。
ケガ直後の様子と親の不安
受傷直後の痛みは本当に強烈で、息子は普段見せないほどの苦しい表情を浮かべていました🚷。これまでも捻挫や打撲のときは多少歩けたのですが、今回は一歩も動けない状態。「これは別次元のケガだ」と実感しました。
ただ、同時に「すぐに受診して良かった」とも思いました。もし「数日様子を見よう」と判断していたら、損傷が悪化し、回復にさらに時間がかかっていた可能性もあります。MRIで早期に正確な診断を受けられたことは、親として大きな安心材料になりました。
成長期特有のリスク
今回の経験を通じて学んだのは、成長期の子どもには骨や関節に特有の弱点があるということです。筋肉の発達に比べて骨が未熟なため、ちょっとした動作で大きな負荷がかかり、裂離骨折や筋損傷が起こりやすいのです。
特にサッカーのようにダッシュ・ジャンプ・シュートといった爆発的な動作を繰り返すスポーツでは、ケガのリスクが常につきまといます⚡️。「まだ小学生だから大丈夫」とは言えず、むしろ成長期だからこそ注意が必要だと痛感しました。
ケガから得た教訓
今回の出来事から得られた大切な学びをまとめます。
- 「軽い打撲や捻挫だろう」と油断しないこと
→ 成長期の子どもは骨や筋の構造が未完成。思わぬ大ケガにつながる可能性があります。 - 専門医への早期受診が回復のカギ
→ レントゲンだけでは不十分な場合も多く、MRIでの診断が重要。 - 安静の徹底が最も大切な治療
→ 無理に動かすと回復が遅れ、再発リスクも高まります。
親としてできるサポート
ケガでサッカーから離れる時間は、子どもにとって精神的にも辛いものです。仲間と一緒に練習できない悔しさ、走りたいのに走れないもどかしさ…。そんな気持ちに寄り添うのも親の役目だと感じました。
今回、私が心がけているのは次の3つです。
- 焦らせない言葉かけ:「早く治せよ!」ではなく「今は休むことが一番の練習だよ」と伝える。
- 小さな変化を一緒に喜ぶ:歩ける距離が少し伸びた、痛みが和らいだ――そんな回復のサインを親子で共有する😊。
- 次の復帰を前向きに描く:「復帰したらこんなプレーができるようになるね」と未来への楽しみを話す⚽️。
まとめ ― ケガを通して学んだこと
今回の「大腿四頭筋付着部損傷」というケガは、親としても大きな学びとなりました。
「ただの打撲や捻挫だろう」と思わず、専門医に早く診てもらうことの大切さ。
そして、成長期の子どもには特有のリスクがあることを忘れないこと。
息子のサッカー人生はまだまだこれから。今回の経験を無駄にせず、親子で回復を支え合いながら、またピッチを元気に駆け回る姿を信じて待ちたいと思います✨。
コメント